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融資における保証料の勘定科目と仕訳方法を税理士が解説します 名古屋市北区で税理士なら三宅正一郎税理士事務所

三宅正一郎税理士事務所

税理士コラム

借金400万円を返済する5つの方法!かかる利息や債務整理についても解説

借金400万円を返済する5つの方法!かかる利息や債務整理についても解説

借金が400万円あると利息だけでも借金が膨らむため、毎月の返済が苦しいと感じる人も多いでしょう。

借金問題を解決するためには生活を見直し、早めに対策を立てるのが大切です。

今回は400万円の借金を完済するための方法や、返済の負担を軽減する債務整理について解説します。

この記事でわかること
  • 400万円の借金にかかる利息と総返済額
  • 借金を完済するための5つの方法
  • 返済が難しい場合の債務整理という選択肢
  • 専門家への相談窓口と無料相談の活用法
  • 債務整理におすすめの法律事務所3選

現在借金を抱えている人、借金の返済が難しいと感じている人はぜひ参考にしてください。

重要なのは一人で抱え込まず、早めに適切な対策を取ることです。

借金400万円のうち、ギャンブルが原因のケースは少なくありません。

パチンコ 借金の問題で悩む方の解決策はこちらの記事で解説しています。

借金400万円は決して少ない金額ではありませんが、正しい知識と専門家のサポートがあれば必ず解決への道筋が見えてきます。

監修
三宅正一郎
三宅正一郎税理士|三宅正一郎税理士事務所 代表名古屋市北区の税理士。法人・個人の税務顧問、会社設立、創業融資支援に幅広く対応。
この記事の内容
  1. 400万円を借りたときの利息と毎月の返済額を調査
    1. 元利均等返済の目安表
  2. 総量規制で借入できる上限は年収の3分の1
    1. 年収別の借入上限額早見表
    2. 総量規制には対象外がある
    3. 総量規制オーバー時の対処策
  3. 借金を完済するための5つの方法を解説
    1. 家計を見直す
    2. 返済額の増額や繰り上げ返済を行う
    3. 利息の高い借金を優先して返済する
    4. 複数の借入をおまとめローンで一本化する
    5. 過払い金の返還請求をする
  4. 返済困難なら債務整理で借金を減額・免責する方法
    1. 債務整理とは?3つの手続きの概要
    2. 任意整理は利息をカットして元金のみ返済
    3. 個人再生は借金を法定基準に沿って大幅に減額できる
    4. 自己破産は借金を全額免責
  5. 債務整理の選び方と知っておくべき実務ポイント
    1. 400万円の場合の判断基準・比較表
    2. 信用情報への影響と回復期間
    3. 知っておきたい実務のポイント
  6. 債務整理における税務上の注意点
    1. 自己破産でも免責されない税金債務
    2. 債務免除益と税務上の取扱い
    3. 過払い金返還時の税務処理
    4. 確定申告時の注意点
    5. 税理士による税務サポートの重要性
  7. 債務整理は専門家への相談が必須
    1. 弁護士・司法書士に相談する3つのメリット
    2. 無料相談窓口の活用方法
  8. 債務整理におすすめの法律事務所3選
    1. はたの法務事務所は費用を抑えて債務整理できる司法書士事務所
    2. ひばり法律事務所は女性専用窓口を設けた弁護士直接対応の法律事務所
    3. 弁護士法人・響は24時間受付体制が整った大手法律事務所
    4. 400万円の債務整理費用比較
  9. 借金400万円は必ず解決できる

400万円を借りたときの利息と毎月の返済額を調査

400万円を借りた場合の返済額と利息の比較図

最初に、400万円の借入に適用される金利の上限を把握しておきましょう。

利息制限法第1条では、元本額ごとに以下のような上限金利(実質年率)が定められています。

利息制限法は、金利や遅延損害金の上限を定めた法律です。

上限金利(実質年率)一覧
元本の額上限金利
10万円未満年20%
10万円以上100万円未満年18%
100万円以上年15%

参照元:利息制限法 – e-Gov法令検索

消費者金融や信販会社などの貸金業者から400万円を借りる場合、適用される上限は年15%です。

次に、具体的な毎月の返済額・総返済額・利息額を期間別・金利別にまとめた表で詳しく説明します。

元利均等返済の目安表

400万円を元利均等返済で返済する場合、返済期間と金利を変えるだけで毎月の支払額と最終的な利息負担は大きく変わります。

元利均等返済とは、毎月同じ額(元金+利息)を払う方式で、初期は利息分が多く後半ほど元金割合が増えます。計画を立てやすい反面、同条件の元金均等より利息総額はやや大きくなるのが特徴です。

ここでは返済期間を3年・5年・7年、金利は年15%・年5%の6パターンを試算しました。

短期間、低金利ほど総支払額は少なくなる反面、月々の負担は重くなる点に注目しましょう。

返済期間別の金利や返済額
返済期間年利毎月返済額総返済額利息総額
3年(36回)15%138,661円4,991,807円991,807円
3年(36回)5%119,884円4,315,809円315,809円
5年(60回)15%95,160円5,709,583円1,709,583円
5年(60回)5%75,485円4,529,096円529,096円
7年(84回)15%77,187円6,483,710円2,483,710円
7年(84回)5%56,536円4,748,993円748,993円

※表内の数値は元利均等返済・ボーナス返済なしで試算(小数点以下は四捨五入)。

表の見方のポイント
  • 期間を延ばすほど月々の負担は軽くなる一方、利息総額は大きくなります。
  • 金利が15%→5%に下がると、同じ期間でも利息が約60〜70%軽減します。

ここまでで利息負担と返済額のイメージがつかめたら、次に400万円を借り入れられる条件も確認しておきましょう。

総量規制で借入できる上限は年収の3分の1

総量規制とは、貸金業者(消費者金融・信販会社など)からの借入総額を年収の3分の1以内に制限する制度です。

2010年の改正貸金業法で導入され、上限を超えると追加融資は受けられなくなります。

たとえば年収600万円の場合、貸金業者から借りられる上限は200万円となり、400万円を借りることは原則としてできません。

現在の残高が規制を超えている場合は、多重債務に陥る前に返済計画の見直しや債務整理の検討が必要です。

年収別の借入上限額早見表

年収に対して総量規制が設定する、借入できる上限額を一覧にしました。

以下の表は、貸金業者(消費者金融・信販会社など)からのキャッシングやカードローンが対象です。

年収別の借入上限額
年収総量規制の上限(年収÷3)400万円の借入は?上限との差額
300万円100万円 ×+300万円
450万円150万円 ×+250万円
600万円200万円 ×+200万円
900万円300万円 ×+100万円
1,200万円400万円 0
表の見方のポイント
  • 貸金業者から400万円を借りるには、年収1,200万円が必要です。
  • 年収1,200万円未満の人が400万円を借りている場合、総量規制を超過しており追加融資を受けられません。
  • 上限を超えていると感じたら、返済プランの見直しや債務整理(任意整理・個人再生・自己破産など)を検討するタイミングです。

総量規制には対象外がある

総量規制は「貸金業者の無担保個人向けローン」が主な対象ですが、住宅ローンや自動車ローンなどは制度そのものが適用されないため、残高が年収の3分の1を超えていても追加融資を断られることはありません。

さらに、緊急性や生活を守るうえで不可欠な場合では「例外貸付」として上限を超えて借りられる仕組みも設けられています。

区分代表例取り扱いポイント総量規制上の扱い
適用除外
(対象外)
住宅ローン
自動車ディーラーローン
高額医療費ローン
学資ローン など
担保付きや目的が明確なローン。
多くは銀行、信金など貸金業法の枠外で実行
規制対象外借入残高が上限超でも新規借入可
例外貸付
(特別に認められる)
緊急医療費・災害後生活資金
配偶者貸付
個人事業主の事業資金
債務整理のための借換ローン など
①利用目的を証明
②返済能力を個別審査
の両方を満たすと年収の3分の1超でも融資可能
上限超の借入が可
ただし審査は厳格
表の見方のポイント
  • 住宅や車のローンはそもそも貸金業法の適用外または除外貸付に該当するため、総量規制とは別枠で審査されます。
  • 緊急医療費や借換ローンなどの例外貸付は、用途証明と返済能力があることが前提です。上限を超えても借りられますが、金利や手続が一般の無担保ローンより厳しくなる傾向があります。
  • 400万円のキャッシング残高がすでにある場合、こうした除外・例外ローン以外で追加融資を受けることは難しいため、返済計画の立て直しや債務整理の検討が現実的な選択肢になります。

総量規制オーバー時の対処策

年収の3分の1を超える残高があると、新たな借入はできず、返済も行き詰まりがちです。

次の5つを順番に検討すると、解決策を見つけやすくなります。

STEP1
高金利から優先して返す

利息が高いキャッシングやカードローンを先に繰り上げ返済し、総支払額を抑えましょう。

STEP2
銀行系または借換ローンを利用する

銀行カードローン(総量規制の対象外)や借換え専用ローン(例外貸付)は、いずれも審査こそ厳しいものの、承認されれば金利が下がって月々の返済ペースを立て直しやすくなります。

STEP3
債権者と返済条件を交渉する

返済が苦しいと感じたら、まずは債権者に連絡し、支払期日の延長や一定期間の元金据え置き・返済額の減額などを相談しましょう。条件が緩和されれば、毎月の負担を抑えながら計画的に返済を続けられます。

STEP4
債務整理を選択する

債務整理の手続きは主に3つあります。

  • 任意整理は将来利息をカットして分割返済を可能にする
  • 個人再生は元本を大幅に減額して原則3年で完済を目指す
  • 自己破産は支払い不能となった場合に残債を免責して生活再建を図る
STEP5
専門家や公的機関に相談する

法テラスの無料相談や、弁護士事務所の相談を活用し、自分に最適な手段を見極めましょう。

ここからは、借金を完済するための具体的な方法について解説します。

借金を完済するための5つの方法を解説

借金を完済するための5つの方法

借金を完済するための方法は、以下の5つがあります。

  • 家計を見直す
  • 返済額の増額や繰り上げ返済を行う
  • 利息の高い借金を優先して返済する
  • 複数の借入をおまとめローンで一本化する
  • 過払い金の返還請求をする

これらの方法は組み合わせて実行することで、より効果的に借金完済を目指せます。

それぞれ詳しく解説していきます。

家計を見直す

400万円の借金を返済するためには、無駄な出費や削減できる固定費がないか家計を見直しましょう。

固定費は毎月一定額が発生するため、削減するとその分返済に回せます。

下のモデル家計では、固定費の見直しだけで月4.3万円を確保できる想定です。

このうち2万円を追加返済に回し、残りの1〜2万円は急な支出に備える予備費に充てると家計が安定します。

モデル家計 改善前/改善後
費目改善前改善ポイント改善後月間削減額
住居費(家賃+管理費)80,000円隣駅へ引っ越し、家賃▲1万円70,000円▲10,000円
食費60,000円週1まとめ買い、冷凍活用55,000円▲5,000円
水道光熱20,000円電力会社乗換え、LED化18,000円▲2,000円
通信費(スマホ2台+ネット)18,000円大手→格安SIM8,000円▲10,000円
保険料(終身+医療)18,000円終身解約→掛捨て型へ10,000円▲8,000円
サブスク(動画2、音楽1)4,000円動画1本に集約1,000円▲3,000円
交通・娯楽・雑費40,000円家計簿アプリで可視化35,000円▲5,000円
合計240,000円197,000円▲43,000円
削減ポイント
  • 通信費は格安SIMで月1万円削減
  • 保険料は掛捨て型へ見直しで8千円削減
  • サブスクは使わないサービスを解約し3千円削減
  • 住居費の引っ越し費用が回収できる目安は家賃差額×24か月前後。2年以上同じ場所に住む想定なら家計メリットが大きい。
  • 在宅勤務が多い人は都心から郊外へ引っ越しすると、居住コストの見直し効果が高い。

日常生活においても節約を心がけ、無駄な出費を減らす努力が大切です。

可能であれば副業などで収入が増えると、家計にゆとりができてより返済額を増やせます。

節税対策でさらなる家計改善を図る

固定費の削減と併せて、適切な節税対策を実施することで年間数万円~十数万円の税負担軽減が可能です。

400万円の借金返済中であっても、既存の所得控除制度を最大限活用することで実質的な可処分所得を増やし、返済原資を確保できます。

国税庁の「令和4年分所得税等の確定申告の概要」によると、確定申告者のうち医療費控除適用者は約732万人、寄附金控除適用者は約896万人となっており、多くの納税者が活用しています。

借金返済中の家計でも実践できる主な節税対策は以下のとおりです。

主な節税対策と年間軽減効果
節税対策控除上限額年間軽減効果目安(税率20%)実施の要件
医療費控除実費-10万円1〜5万円年間医療費が10万円超または所得の5%超
ふるさと納税住民税所得割額の2割実質負担2,000円で返礼品獲得寄付上限額の正確な計算が必要
生命保険料控除最大12万円所得税1.2万円+住民税0.7万円一般・介護医療・個人年金の3枠活用
住宅ローン控除年間最大35万円10〜35万円居住用住宅の新築・購入・増改築
医療費控除の活用ポイント

家族全員の医療費(通院交通費、薬代、治療費)を合算し、年間10万円を超える部分が控除対象となります。

レシートや領収書は確実に保管し、ドラッグストアでの一般医薬品購入分も忘れずに計上しましょう。

ふるさと納税の上限額計算

年収400万円・扶養家族なしの場合、寄付上限額は約4.3万円です。

上限額は前年の所得で決まるため、正確な計算が重要です。

借金返済中でも2,000円の実質負担で返礼品を受け取れる有効な制度です。

生命保険料控除の最適化

一般生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料の3つの控除枠を最大限活用すると、所得税で最大4万円、住民税で最大2.8万円の控除が可能です。

既契約の見直しにより控除枠の最適配分を検討しましょう。

住宅ローン控除の継続確認

住宅ローンがある場合、控除期間(原則10年、条件により13年)中は年末調整または確定申告で必ず適用を受けましょう。

控除額は借入残高と所得税額の少ない方が上限となるため、繰上返済のタイミングは税額軽減効果も考慮して検討することが重要です。

節税対策の実施により年間5〜10万円の税負担軽減が実現できれば、その分を借金返済に充当することで完済時期を前倒しできます。

適切な税務処理については税理士への相談をおすすめします。

参照元:国税庁「令和4年分所得税等の確定申告の概要」所得税法第73条・第78条

返済額の増額や繰り上げ返済を行う

返済額を少しでも増やしたり、まとまった資金を繰り上げ返済に充てたりすると、完済までの期間が短くなり、そのぶん利息も減らせます。

400万円の借金は返済が長期に及ぶため、月々数万円の上乗せでも総支払額に大きな差が生まれます。

先ほど固定費を削って確保した余裕資金を「毎月の返済に上乗せする方法」と「一括で繰り上げ返済する方法」で比べ、どの程度返済スピードと利息が変わるかを見てみましょう。

ここでは、400万円を年15%・5年(60回)で元利均等返済しているケースを例に解説します。

毎月+20,000円を上乗せした場合
追加返済支払回数総返済額利息総額利息削減
なし60回5,709,583円1,709,583円
月+20,000円52回5,356,822円1,356,822円▲352,761円
13か月目に50万円を繰り上げ返済した場合
追加返済支払回数総返済額利息総額利息削減
なし60回5,709,583円1,709,583円
一括50万円
(13か月目)
52回5,356,822円1,356,822円▲352,761円
削減ポイント
  • 繰り上げ返済は、元金が多く残っている早い段階ほど効果が大きい。
  • 上表のとおり、月々の上乗せでも一括でも、残高の減り方が同じなら利息削減効果はほぼ同じ。
  • カードローンによっては「繰り上げ返済手数料」「早期完済違約金」がかかる場合があるので、事前に確認をしましょう。
返済加速のコツ
  • 追加返済専用の口座を作り、給与日に自動振替して使わないお金にする。
  • 臨時収入やボーナスが入ったら、手数料を確認したうえで早めに元金へ充当。
  • 追加返済が難しい月でも最低返済額だけは遅れず支払い、延滞利息を発生させない。

こうした毎月の上乗せと余裕があるときの一括返済を組み合わせれば、完済時期を半年〜1年単位で前倒しし、利息も数十万円規模で減らせます。

利息の高い借金を優先して返済すると、支払う利息額が減らせます。

利息の高い借金を優先して返済する

複数の先からお金を借りている場合は、利息の高い借金を優先して返済すると支払う利息を抑えられます。

借入先ごとの借入残高や利率を確認し、年間でかかる利息が最も高い借金を優先して返済しましょう。

借入額が同じでも利率が違うと、支払う利息が大きく異なります。

例えば100万円を1年間で返済する場合の支払い額と利息額は、以下のとおりです。

1年間で返済する場合の支払い額と利息額
利率総支払い額毎月の支払い額年間の利息額
年15%1,083,096円90,258円83,096円
年8%1,043,856円86,988円43,856円

利率年15%と年8%の1年間で支払う利息の差は、39,240円です。

返済期間が長くなるほど利息も増え、差が大きくなります。

返済したお金は利息に優先して充てられるため、利息額が高いとなかなか借金の元金が減りません。

利息の支払い額が減ると、返済の総支払い額も抑えられます。

ほかには複数の借入を1つにまとめ、利率を下げる方法もあります。

複数の借入をおまとめローンで一本化する

複数の借入をおまとめローンで一本化すると借入額が大きくなり、利率を下げられる可能性があります。

おまとめローンとは、複数の先からの借入を1社にまとめる、借り換えローンの一種です。

借入額が大きいほど上限金利が低くなるため、利息の軽減が期待できます。

月に何度もある返済日が一度にまとまるため、管理が容易となります。

しかしおまとめローンの利用には審査があり、借入額が大きくなると審査も厳しくなる傾向です。

毎月の返済額を少なく設定すると返済期間が伸び、支払う利息額が増えてしまう恐れがあります。

おまとめローンを利用する場合は、事前にしっかりと返済計画を立てましょう。

過去の借入に過払い金が発生している場合は、返還請求によりお金が戻ってくる可能性があります。

過払い金の返還請求をする

過払い金の返還請求によりお金が戻ってくると、借金の返済に充てられます。

過払い金とは、利息制限法で定められた上限金利を超えて支払った利息のことです。

以前は出資法の上限金利が年29.2%だったため、利息制限法との上限金利の差であるグレーゾーン金利で貸し付ける業者が存在していました。

グレーゾーン金利で支払った利息が過払い金であり、返還請求により取り戻せる可能性があります。

過払い金の返還請求ができる条件は、以下の2つです。

  • 2010年6月17日以前の借入である
  • 最終の取引から10年経過していない

2010年6月18日の貸金業法と出資法の改正によりグレーゾーン金利はなくなったため、過払い金が発生する可能性があるのは2010年6月17日以前に開始した取引です。

過払い金には時効があり、最終の取引から10年経過すると請求できません。

ただし同じ貸金業者からの借入と返済を繰り返している場合は一連の取引とみなされ、10年以上前でも請求できる場合もあります。

グレーゾーン金利で貸付を行っていた可能性がある貸金業者は、以下の3つです。

返還請求の対象には、クレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンなどが挙げられます。

過払い金の請求手続きは、弁護士や司法書士などの専門家に依頼できます。

400万円の借金を完済するには容易ではないため、今回解説した方法で返済が難しい場合は債務整理を検討しましょう。

返済困難なら債務整理で借金を減額・免責する方法

400万円の借金に対する債務整理3種の削減効果

返済が難しい場合は、債務整理という方法で借金の減額や免責ができます。

債務整理とは、借金の減額や支払いの猶予によって返済の負担を軽減する制度のことです。

債務整理とは?3つの手続きの概要

債務整理には、主に以下の3つがあります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

上記の手続きにより債権者からの催促が止まり、返済額の軽減や免責を受けられる利点があります。

最高裁判所の司法統計によると、2023年の特定調停申立件数は2,113件中、成立は352件(成立率は約17%)となっています。

任意整理、個人再生、自己破産が主流となっている理由は、より確実な解決が期待できるためです。

全ての手続きに共通する欠点は、信用情報に事故情報が登録される点です。

一定期間はクレジットカードの作成やローンの利用が制限されます。

参照元:最高裁判所|司法統計 民事・行政事件 第3表 特別の事件の既済事件数(2023年)

任意整理は利息をカットして元金のみ返済

任意整理は借金の元金自体は減額されませんが、利息や遅延損害金を免除できる可能性があります。

任意整理とは債権者に利息や返済期間について直接交渉し、返済の負担を軽減する手続きのことです。

手続き後は利息免除後の元本を3〜5年で分割返済するため、継続した収入が必要となります。

任意整理の手続きの流れ
STEP1
弁護士・司法書士に相談・依頼

借金の詳細を整理し、任意整理が適しているか判断してもらいます。依頼後は受任通知により督促が停止します。

STEP2
債権調査・過払い金調査

各債権者から取引履歴を取り寄せ、正確な借入額を確定します。同時に過払い金の有無も調査します。

STEP3
債権者との交渉

将来利息のカット、返済期間の延長などの条件で債権者と交渉を行います。通常3〜6か月程度かかります。

STEP4
和解契約締結・返済開始

交渉がまとまれば和解契約を結び、新しい返済条件で返済を開始します。通常3〜5年での分割返済となります。

任意整理をした場合の400万円の借金試算

400万円の借金を任意整理した場合の試算を見てみましょう。

任意整理前後の削減効果
項目任意整理前任意整理後削減効果
元本400万円400万円±0円
将来利息(年15%・5年)約171万円0円▲171万円
遅延損害金発生する可能性免除状況により削減
月々の返済額(5年)約95,200円約66,700円▲28,500円
総返済額約571万円400万円▲171万円
任意整理が向いている人
  • 安定した収入があり、元本なら返済できる見込みがある人
  • マイホームや車などの財産を手放したくない人
  • 職業制限を受けたくない人(保険外交員、警備員等)
  • 家族に知られることなく債務整理をしたい人

個人再生は借金を法定基準に沿って大幅に減額できる

個人再生の申立てをし、再生計画を裁判所に認められると借金を大幅に減額し、減額後の金額を原則3年で分割弁済できます。

個人再生には、減額後に最低限支払う必要がある最低弁済額が以下のように定められています。

個人再生は減額された借金を原則3年、最長5年で分割して弁済します。

借金総額と最低弁済額
借金の総額最低弁済額
100万円未満全額
100万円以上500万円以下100万円
500万円超え1,500万円以下総額の5分の1
1,500万円超え3,000万円以下300万円
3,000万円超え5,000万円以下総額の10分の1

借金が400万円の場合は最低弁済額が100万円のため、最大で300万円の減額が可能です。

個人再生は減額された借金を原則3年、最長5年で分割して弁済します。

個人再生をした場合の400万円の借金試算

400万円の借金を個人再生で解決した場合の具体例を見てみましょう。

個人再生前後の削減効果
項目個人再生前個人再生後削減効果
借金総額400万円100万円▲300万円
月々の返済額約95,200円(年15%・5年)約27,800円(3年分割)▲67,400円
総返済額約571万円100万円▲471万円
返済期間5年3年▲2年

400万円が100万円に減額された場合、3年で返済すると月々の返済額は約2万8千円(100万円÷36か月)となります。

個人再生は住宅ローン特則を利用すると自宅を手放すことなく借金を大幅に減額できるため、マイホームを守りたい人に適した手続きです。

個人再生が向いている人
  • 住宅ローンがありマイホームを手放したくない人
  • 借金が多額で任意整理では解決困難な人
  • 安定した収入があり、減額後の金額なら返済できる人
  • 職業制限を受けたくない人

自己破産は借金を全額免責

自己破産は、裁判所に支払い不能の申立てが認められた場合に借金の返済義務が原則として免責されます(ただし、税金・養育費などの非免責債権を除く)。

借金の返済ができなくなった人を助けるための制度であるため、収入がない人や生活保護を受給している人も利用できます。

ただし、一定額以上の価値がある財産は処分されるデメリットがあります。

自己破産をした場合の400万円の借金試算

400万円の借金を自己破産で解決した場合の効果を見てみましょう。

自己破産前後の削減効果
項目自己破産前自己破産後削減効果
借金総額400万円0円▲400万円
月々の返済額約95,200円0円▲95,200円
将来の利息負担約171万円(5年間)0円▲171万円
財産手放す必要なし一定額超は処分生活に必要な財産は保持可

400万円の借金がある場合、自己破産が認められると原則として返済義務がなくなり、借金から解放されます。

ただし、免責されない非免責債権には以下のようなものがあります。

非免責債権の例
非免責債権の種類具体例
租税等の請求権所得税、住民税、固定資産税、国民年金保険料等
破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権故意による傷害、詐欺による損害等
破産者が故意又は重大な過失により加えた人の生命又は身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権飲酒運転による人身事故の損害賠償等
親族関係に基づく請求権婚姻費用、養育費、扶養料等
雇用関係に基づく使用人の請求権給料、退職金等
破産者が知りながら債権者名簿に記載しなかった請求権意図的に隠した債権等
罰金等罰金、科料、刑事訴訟費用、追徴金等
自己破産が向いている人
  • 収入が少なく返済の見込みがない人
  • 失業中や病気により収入が不安定な人
  • 処分すべき財産がほとんどない人
  • 借金額が多額で他の債務整理では解決困難な人

このように、債務整理には3つの主要な手続きがあり、それぞれ異なる特徴があります。

どの手続きが最適かは個人の状況により異なるため、専門家に相談して判断することが大切です。

債務整理の選び方と知っておくべき実務ポイント

債務整理の3つの手続きを比較して、どの方法が自分に適しているかを判断するためのポイントを解説します。

400万円の借金に対して最適な解決方法を選ぶには、費用・期間・減額効果・信用情報への影響などを総合的に比較することが大切です。

400万円の場合の判断基準・比較表

400万円の借金に対してどの手続きが適しているかは、主に以下の要素で決まります。

債務整理の種類と判断基準
判断基準任意整理個人再生自己破産
月収目安25万円以上15〜25万円15万円未満
返済後の残高400万円(利息免除)100万円0円
月々の返済額約6.7万円(5年)約2.8万円(3年)なし
住宅の保持可能住宅ローン特則で可能原則不可
債務整理選択の重要ポイント
  • 安定収入の有無が最も重要な判断基準です
  • 住宅を残したい場合は個人再生の住宅ローン特則が有効
  • 家族構成や他の支出状況も総合的に判断する必要があります
  • 最終的な判断は必ず専門家と相談して決定しましょう
費用・期間・減額幅を比較

債務整理の3つの手続きを、費用・期間・減額効果・条件の面から詳しく比較します。

債務整理ごとの費用・期間・減額幅
項目任意整理個人再生(小規模)自己破産(同時廃止型)
費用相場着手金:2〜5万円/社
報酬金:2〜5万円/社
減額報酬:10%前後
弁護士報酬:30〜50万円
裁判所費用:1〜3万円
弁護士報酬:20〜40万円
裁判所費用:1万円強
手続期間約3〜6か月約6〜12か月約6〜12か月
元本減額・免責将来利息カット中心元本を法定基準に沿って大幅に圧縮
残額を3〜5年で分割弁済
原則100%免責
月々の返済イメージ
(400万円のケース)
元本400万円を3〜5年分割
(月約6.7〜11万円)
圧縮後100万円を3年分割
(月約2.8万円)
返済義務なし
信用情報への影響約5年間約5〜10年間約5〜10年間
財産への影響原則として処分なし住宅ローン特則で自宅保持可
その他財産は原則保持
一定額超の財産は処分
生活必需品は保持可
向いている人収入があり元本は払える
家族に知られたくない
大幅減額したい
住宅を残したい
返済不能で資産が少ない
収入が不安定
400万円借金の手続き選択目安
  • 月収25万円以上で安定している→任意整理が適している可能性が高い
  • 月収15〜25万円で住宅ローンあり→個人再生を検討
  • 月収15万円未満または無職→自己破産が現実的

ただし家族構成や他の支出状況により変わるため、専門家の判断が必要です。

手続き選択のフローチャート

400万円の借金に対してどの債務整理手続きが適しているかを判断するためのフローチャートです。

ただし、最終的な判断は専門家と相談して決定することをおすすめします。

400万円の借金:債務整理の選び方フローチャート

※このフローチャートは一般的な目安です。個人の詳細な状況により最適解は変わります。家族構成、他の支出、保証人の有無、所有資産などを総合的に判断する必要があります。必ず弁護士・司法書士など専門家の診断を受けてから手続きを選択してください。

信用情報への影響と回復期間

債務整理を行うと信用情報機関に事故情報が登録され、一定期間クレジットカードやローンの利用が制限されます。

日本には3つの信用情報機関があり、それぞれ登録期間が異なります。

債務整理と信用情報機関の登録期間
手続きCIC・JICCKSC(全銀協)回復の目安
任意整理約5年登録なし完済から5年
個人再生約5年約10年決定確定から5〜10年
自己破産約5年約10年免責確定から5〜10年
信用情報機関の種類

信用情報への影響期間中は、以下のような制限を受けることになります。

  • 新規のクレジットカード作成ができない
  • 住宅ローン、自動車ローンなどの借入ができない
  • 携帯電話の分割払い契約ができない場合がある
  • 賃貸住宅の保証会社審査に通らない場合がある

ただし、期間経過後は通常通りクレジットカードの作成やローンの申込みが可能になります。

信用情報の回復を早めるために、以下のような対策が有効です。

信用情報機関への事故情報の登録について、より詳しくは債務整理の実行はブラックリスト掲載の原因!生活への影響を解説!をご覧ください。

知っておきたい実務のポイント

債務整理の実際の手続きでは、法律の条文だけでは分からない実務上の注意点があります。

ここでは、実際の判例を基に債務整理でトラブルになりやすい論点と、個人再生で特に重要な住宅ローン特則について詳しく解説します。

判例でみる実務で揉めやすい3つの論点

債務整理では計画の認可や財産の扱いが裁判で争点になることがあります。

代表的な3つの判例を押さえておくと、手続きを選ぶ際のリスクや注意点が具体的に見えてきます。

判例1:債権者が首を縦に振らなくても再生計画は通ることがある

給与所得者等再生の申立てに主要債権者が不同意でした。それでも裁判所は「破産より多く返せる計画なら、債権者にもメリットがある」と判断し、再生計画を認可しました。

安定収入があり、清算価値をしっかり上回る内容なら、反対意見だけで失敗が決まるわけではありません。

この判例のポイント
  • 債権者の同意がなくても再生計画は認可される場合があります
  • 給与所得者等再生では債権者の決議が不要なため、収入の安定性が重視されます
  • 清算価値保障原則(破産した場合より多く返済すること)を満たしていることが重要です

参照:名古屋高等裁判所 2014年1月17日決定・給与所得者等再生計画認可即時抗告

判例2:申立書の漏れを訂正して小規模個人再生の棄却をひっくり返せた例

債務者が組合ローンを申立書に書き忘れたため一度は棄却決定されました。それでも高裁は「単なるうっかりミス」と評価し、追加資料で誠実性が確認できるとして再生手続の開始を許可しました。

書類の小さな不備でも、素早い訂正と家計資料の提示で挽回できる余地があります。

この判例のポイント
  • 書類の記載漏れは致命的ではない場合があります
  • 悪意ではなく「うっかりミス」であることを証明できれば救済される可能性があります
  • 申立書作成時は漏れがないよう、弁護士・司法書士との綿密な打ち合わせが重要です
判例3:所有権留保つき自動車ローンは「登録の有無」が明暗を分ける

車の名義が信販会社に留保されたままでも、登録をしていないと別除権(優先回収)の主張は通らないと最高裁は判断し、信販会社の引き渡し請求を認めませんでした。

個人再生でクルマを残したい人は、所有権留保の登録があるかを必ずチェックしましょう。

この判例のポイント
  • 所有権留保があっても対抗要件を備えていないと車を取られない場合があります
  • 車検証の所有者欄が信販会社名でも、動産譲渡登記がなければ別除権を主張できません
  • 個人再生で車を残したい場合は、ローン契約書と車検証の確認が必要です
住宅ローン特則の落とし穴Q&A

個人再生で最も注目される住宅ローン特則ですが、利用には細かな条件があり、誤解も多い制度です。

よくある質問と回答をまとめました。

Q住宅ローン特則を使えば住宅ローンも減額されますか?
A

住宅ローン特則は住宅ローンを減額する制度ではありません。住宅ローン特則は、住宅ローンの返済を継続しながら、他の借金だけを大幅減額する制度です。住宅ローンそのものは約定通り返済を続ける必要があります。

住宅ローン特則の効果

  • 住宅ローン以外の借金:400万円→100万円に減額
  • 住宅ローン:そのまま継続(減額なし)
  • 結果:月々の返済負担が大幅に軽減される
Q住宅ローンを滞納している場合でも特則は使えますか?
A

滞納があっても期限の利益回復により特則を利用できる場合があります。

住宅ローンを滞納していても、個人再生の手続き中に滞納分を解消すれば特則を利用できます。ただし、滞納期間や金額によっては困難な場合もあります。

滞納状況と特則利用の可能性
滞納状況特則利用の可能性条件
滞納なし通常通り利用可能
数か月の滞納滞納分を一括で解消することが条件
6か月以上の滞納×期限の利益回復が困難
代位弁済済み×保証会社が住宅ローン債権者となるため不可
Qセカンドハウスやローン途中で賃貸に出した物件でも特則は使えますか?
A

住宅ローン特則の対象は「本人の居住用住宅」に限定されます。

セカンドハウスや投資用物件、現在賃貸に出している物件は対象外となります。ただし、転勤等でやむを得ず賃貸に出している場合は例外として認められることがあります。

住宅ローン特則の対象となる条件

  • 本人が所有し、居住している住宅であること
  • 住宅の建設・購入・改良のためのローンであること
  • 住宅に住宅ローン以外の担保権が設定されていないこと
  • 住宅ローンの保証会社による代位弁済から6か月以内であること

住宅ローン特則は複雑な制度のため、利用を検討する場合は必ず専門家に相談することをおすすめします。

次に、債務整理を実際に進める際の専門家選びについて解説していきます。

債務整理における税務上の注意点

債務整理を検討する際は、法的手続きだけでなく税務上の影響についても理解しておくことが重要です。

特に400万円という多額の借金がある場合、債務整理により思わぬ税務上の問題が発生する可能性があるため、専門家への事前相談が欠かせません。

自己破産でも免責されない税金債務

自己破産では借金が原則として免責されますが、税金や社会保険料は非免責債権として取り扱われ、免責されることはありません。

400万円の借金整理を検討する際は、税金滞納の有無も併せて確認する必要があります。

免責されない主な税金・社会保険料
税目・保険料の種類具体例破産後の取扱い
国税所得税、法人税、消費税、相続税等免責されない
地方税住民税、事業税、固定資産税等免責されない
社会保険料国民年金保険料、国民健康保険料等免責されない
延滞税・加算税無申告加算税、重加算税、延滞税等免責されない

税金滞納がある場合は、自己破産手続きと並行して税務署や自治体との納税相談を進める必要があります。

税金滞納がある場合の対応策
  • 税務署・自治体窓口での納税相談(分納・猶予制度の活用)
  • 換価の猶予・納税の猶予申請の検討
  • 生活状況に応じた現実的な納付計画の策定
  • 税理士による代理申請・交渉のサポート

債務免除益と税務上の取扱い

債務整理により借金が減額・免除された場合、税務上は債務免除益として所得税の課税対象になる可能性があります。

ただし、債務者の資力の状況や債務免除の事由によっては、課税されない場合もあります。

債務免除益の課税・非課税判定
債務整理の方法税務上の取扱い課税の有無
任意整理(利息免除)債務免除益として認識原則課税※
個人再生債務免除益として認識原則課税※
自己破産債務免除益として認識原則課税※
※ただし資力を喪失して債務を弁済することが困難な場合は非課税実質的に非課税となるケースが多い

債務整理を行う状況において債務者の資力が著しく不足している場合が多く、結果として課税されないケースが一般的です。

債務免除益の課税判定は複雑なため、債務整理の際は税理士への相談をおすすめします。

過払い金返還時の税務処理

過払い金の返還を受けた場合、税務上の取扱いは返還金の性質により異なります。

多くの場合は所得税の課税対象とはなりませんが、利息部分については注意が必要です。

過払い金返還の税務上の取扱い
返還金の内訳税務上の性質課税の有無
過払い元本損害の填補非課税
過払い利息(法定利息相当分)損害の填補非課税
過払い利息(法定利息超過分)雑所得課税対象※

※年間20万円以下の場合は申告不要

過払い金の返還を受ける際は、内訳を明確にして適切な税務処理を行うことが重要です。

確定申告時の注意点

債務整理を行った年度の確定申告では、以下の点に注意が必要です。

確定申告時のチェックポイント
  • 債務免除益が発生している場合の所得計算
  • 過払い金返還による雑所得の申告の要否
  • 医療費控除・寄附金控除等の適用可能な所得控除
  • 住民税・事業税等の地方税への影響

特に個人事業主の方が債務整理を行う場合は、事業所得への影響や青色申告承認の取扱いなど、より複雑な税務問題が生じる可能性があります。

税理士による税務サポートの重要性

債務整理における税務問題は複雑で、適切な判断には専門的な知識が必要です。

弁護士・司法書士による法的手続きと併せて、税理士による税務面でのサポートを受けることで、安心して債務整理を進められます。

税務相談サポートの一例
  • 債務整理に伴う税務影響の事前検討
  • 税金滞納がある場合の納税相談代理
  • 債務免除益・過払い金の税務処理サポート
  • 確定申告書作成・税務署対応
  • 法律事務所との連携による一体的サポート

税務面での不安を解消し、債務整理後の新しいスタートを税務の専門家がサポートします。

借金400万円の解決には法的手続きと税務対応の両面からのアプローチが重要です。

まずは専門家にご相談ください。

債務整理は専門家への相談が必須

債務整理を検討する場合、まず専門家への無料相談で現状を整理することが重要です。

借金400万円という状況では、一人で解決しようとせず、法律の専門家である弁護士や司法書士に相談することで最適な解決方法が見つかります。

多くの法律事務所で初回相談を無料で行っており、電話やメール、オンライン相談にも対応しています。

弁護士・司法書士に相談する3つのメリット

借金問題は時間が経つほど深刻化するため、早めの相談がカギとなります。

現状に最適な手続きが分かる

借金額、収入、家族状況に応じて任意整理・個人再生・自己破産のどれが適しているかプロが判断します。素人では気づかない選択肢や、より有利な条件での解決方法を提案してもらえます。

督促を即日ストップできる

弁護士・司法書士が受任通知を送ると、法律に基づき債権者からの取立てが止まります。精神的な負担が軽減され、冷静に今後の方針を検討できるようになります。

費用の分割払いも相談可能

多くの事務所で弁護士費用の分割払いに対応しており、手元資金が少なくても手続きを開始できます。法テラスの立替制度を利用すれば、さらに費用負担を抑えられます。

借金400万円を抱えている場合、自力での返済か債務整理かの判断は専門家への相談が確実です。

事務所選びは債務整理おすすめ|費用が安い弁護士・司法書士事務所を比較が参考になります。

無料相談窓口の活用方法

借金問題を解決するための相談窓口は複数あります。

まずは無料で利用できる相談窓口から始めてみましょう。

法テラス(日本司法支援センター)
法テラスの利用条件と立替費用の目安

法テラスは国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。

資力に関する一定の要件を満たせば、無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立替制度を利用できます。

法テラスの利用条件
サービス内容利用条件費用
法律相談収入・資産が基準以下30分×3回まで無料
代理援助(弁護士費用立替)収入・資産が基準以下
勝訴の見込みがある
分割払い(月5,000円~)
無利息・無保証人
書類作成援助同上同上
利用できる人の収入基準

法テラスの利用には収入・資産の基準がありますが、多重債務相談では基準が緩和されており、多くの人が利用できるようになっています。

月収・資産の基準額
世帯人数月収基準額資産基準額
1人20万200円以下180万円以下
2人27万6,100円以下250万円以下
3人29万9,200円以下270万円以下
4人32万8,900円以下300万円以下
多重債務相談での基準緩和

借金の月額返済額を収入から差し引いて判定

借金を除いた純資産で資産基準を判定

生活保護受給者は立替費用の返済が免除される場合あり

立替制度の仕組みと返済方法

法テラスの代理援助では、弁護士費用を法テラスが一時立替えし、利用者は法テラスに分割で返済していきます。

400万円の債務整理における立替費用の例を見てみましょう。

債務整理ごとの立替費用例
手続き立替基準額月額返済例返済期間例
任意整理(3社)着手金:132,000円
実費:15,000円
5,000円約30か月
個人再生着手金:220,000円
実費:35,000円
7,000円約36か月
自己破産着手金:132,000円
実費:23,000円
5,000円約31か月
法テラスの連絡先・受付方法
連絡方法詳細
相談ダイヤル0570-078-374
(平日 9:00-21:00/土曜 9:00-17:00)
インターネット予約法テラス公式サイトから24時間受付
地方事務所全国50か所の地方事務所で面談相談
出張相談過疎地域などでは出張相談も実施
自治体や弁護士会の無料法律相談

法テラス以外にも、各自治体や弁護士会で定期的に無料法律相談を実施しています。

事前予約制が多いため、お住まいの地域の情報を確認してみましょう。

自治体の無料法律相談
項目内容
相談時間1人あたり20〜30分程度
予約方法市区町村役所への電話予約(先着順が多い)
利用制限その自治体の住民が対象(住民票必要な場合あり)
相談内容借金問題、相続、離婚など法律全般
弁護士会の無料相談
相談種別特徴
一般法律相談幅広い法律問題に対応(30分程度)
多重債務相談借金・債務整理に特化した相談
電話相談簡単な質問や相談窓口の案内
夜間・休日相談平日昼間に時間が取れない人向け
無料相談を有効活用するコツ

借入先リストを事前に整理して持参する

月々の収支状況を簡単にまとめておく

聞きたいことを優先順位をつけてメモしておく

複数の相談窓口を利用してセカンドオピニオンを得る

借金400万円という状況は一人で解決するには重い負担ですが、専門家のサポートがあれば必ず解決への道筋が見えてきます。

まずは無料相談を活用し、自分の状況に最適な解決方法を専門家と一緒に見つけましょう。

次に、債務整理を実際に依頼する際の法律事務所選びについて解説します。

債務整理におすすめの法律事務所3選

債務整理の手続きにおすすめの法律事務所は、以下の3つです。

いずれも債務整理の実績が豊富で、初回相談無料、分割払い対応などの条件が整っており、400万円の借金問題にも適切に対応できます。

  • はたの法務事務所
  • ひばり法律事務所
  • 弁護士法人・響

はたの法務事務所は費用を抑えて債務整理できる司法書士事務所

はたの法務事務所は費用を抑えて債務整理できる司法書士事務所
任意整理個人再生自己破産
22,000円〜/1社385,000円〜330,000円〜
相談料減額報酬着手金
無料11%無料※
着手金が無料※、出張面談にも対応※条件あり。詳細は事務所の料金表をご確認ください

はたの法務事務所は、債務整理に特化した司法書士事務所として20年以上の実績があります。

相談料・着手金無料で、費用は分割払いにも対応しているため、手元資金が少ない人でも安心して依頼できます。

はたの法務事務所のおすすめポイント
  • 相談料・着手金が完全無料で初期費用を抑えられる
  • 債務整理専門で20年以上の豊富な実績とノウハウ
  • 全国どこでも出張面談無料(※条件あり)
  • 費用の分割払いに対応、月々の支払額も相談可能
事務所詳細
項目詳細
対応業務任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求
相談料無料
着手金無料
任意整理基本報酬:22,000円〜/社
減額報酬:11%
個人再生385,000円〜(再生委員費用別)
自己破産330,000円〜(管財人費用別)
対応エリア全国からの相談受付
出張面談無料(一部地域)
受付時間24時間メール受付
平日8:30〜21:30

※全て税込価格

※条件あり。詳細は事務所の料金表をご確認ください

ひばり法律事務所は女性専用窓口を設けた弁護士直接対応の法律事務所

ひばり法律事務所は女性専用窓口を設けた弁護士直接対応の法律事務所
任意整理個人再生自己破産
44,000円〜/1社330,000円〜220,000円〜
相談料減額報酬再生・破産報酬金
無料11%220,000円〜
女性専用窓口あり・オンライン面談対応

ひばり法律事務所は、弁護士が直接対応する債務整理に強い法律事務所です。

女性専用窓口もあり、借金問題に関する相談がしやすい環境が整っています。

ひばり法律事務所のおすすめポイント
  • 弁護士が直接対応するため、複雑なケースにも対応可能
  • 女性専用窓口があり、女性でも相談しやすい
  • 分割払い対応で、初期費用の負担を軽減
  • オンライン面談対応で全国どこからでも相談可能
事務所詳細
項目詳細
対応業務任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求
相談料無料
任意整理着手金:22,000円/社
報酬金:22,000円/社
減額報酬:11%
個人再生着手金:330,000円〜
報酬金:220,000円〜
自己破産着手金:220,000円〜
報酬金:220,000円〜
対応エリア全国からの相談受付
オンライン面談可
受付時間24時間メール受付
平日10:00〜18:00

※全て税込価格

弁護士法人・響は24時間受付体制が整った大手法律事務所

弁護士法人・響は24時間受付体制が整った大手法律事務所
任意整理個人再生自己破産
66,000円〜/1社330,000円〜330,000円〜
相談料減額報酬再生・破産報酬金
無料11%220,000円〜
24時間受付・多数の弁護士が在籍

弁護士法人・響は、債務整理に豊富な実績を持つ大手法律事務所です。

多数の弁護士が在籍しており、様々なケースに対応できる体制が整っています。

弁護士法人・響のおすすめポイント
  • 24時間受付で、いつでも相談可能
  • 多数の弁護士在籍により、様々なケースに対応可能
  • 大手法律事務所としての安心感とサポート体制
  • 分割払いに対応、費用面での相談も柔軟
事務所詳細
項目詳細
対応業務任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求
相談料無料
任意整理着手金:55,000円/社
報酬金:11,000円/社
減額報酬:11%
個人再生着手金:330,000円〜
報酬金:220,000円〜
自己破産着手金:330,000円〜
報酬金:220,000円〜
対応エリア全国からの相談受付
オンライン面談可
受付時間24時間受付

※全て税込価格

400万円の債務整理費用比較

400万円の借金を各事務所で債務整理した場合の費用例を比較してみましょう。

任意整理の場合(債権者5社と仮定)
事務所名着手金報酬金減額報酬合計
はたの法務事務所0円110,000円約44万円※約55万円
ひばり法律事務所110,000円110,000円約44万円※約66万円
弁護士法人・響275,000円55,000円約44万円※約77万円

※減額報酬は400万円→200万円に減額されたケースでの試算(200万円×11%=22万円、ただし将来利息カット分も含めて約44万円と仮定)

費用を抑えるためのポイント
  • 着手金無料の事務所を選ぶことで初期費用を抑えられます
  • 分割払いに対応している事務所なら、月々の負担を軽減できます
  • 減額報酬の料率も事務所により異なるため、総合的に判断しましょう
  • 無料相談を活用して、費用の詳細を確認することが大切です

どの事務所も債務整理の実績が豊富で信頼できますが、費用体系や対応方針は異なります。

無料相談を活用して、自分の状況に最も適した事務所を選ぶことが重要です。

借金400万円は必ず解決できる

借金400万円は確かに大きな負担ですが、適切な対策と専門家のサポートがあれば必ず解決できる金額です。

重要なのは一人で抱え込まず、早めに行動を起こすことです。

今すぐできる第一歩
  • 借入先と残高を正確に把握する
  • 家計の収支を整理し、返済に回せる金額を確認
  • 無料相談窓口に連絡し、専門家の意見を聞く
  • 複数の選択肢を比較検討し、最適な解決方法を選択

借金問題は時間が経つほど状況が悪化する傾向にありますが、早期に適切な対策を取ることで、より良い条件での解決が可能になります。

家計の見直しや返済方法の工夫で解決できる場合もあれば、債務整理によって大幅な負担軽減を図れる場合もあります。

どの方法が最適かは個人の状況によって異なりますが、専門家と相談することで必ず解決への道筋が見えてきます。

400万円の借金があっても、正しい知識と専門家のサポートがあれば、必ず新しい人生のスタートを切ることができます。

まずは無料相談から始めて、借金のない生活への第一歩を踏み出しましょう。

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この記事の監修者

三宅正一郎

三宅正一郎

税理士|三宅正一郎税理士事務所 代表

名古屋市北区で税理士事務所を運営。法人税・所得税・相続税の申告業務を中心に、会社設立支援、創業融資サポート、税務コンサルティングなど幅広い業務に対応。個人事業主から中小企業まで、経営に寄り添った税務サポートを実践している。

監修者より

債務整理には免除益課税や事業再建時の税務処理など、税理士の知見が不可欠な場面があります。弁護士・司法書士による手続きだけでなく、その後の確定申告や税金への影響まで正しい情報を届けるため、税務の専門家として監修しています。

名古屋市北区の三宅正一郎税理士事務所なら

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会社・税務に関する様々なサービスで御社をサポート致します。