ストレス管理術~悪いストレスをなくし、良いストレスを味方にする~
2019.08.12
ストレスは過多になるのも良くないですが、全くない状態でも良くありません。適度なストレスを感じたほうがベスト・パフォーマンスに繋がると言われています。悪いストレスを捨て、良いストレスを呼び込むには、どうすればいいのでしょうか。今回はパフォーマンスを上げるための緊張状態とストレス管理についてご紹介します。
自分に合ったストレス解消法を持つ
普段怒らない人も、ストレスを感じないわけではありません。
それぞれに気をつけて処理をしています。
自分や周囲をイライラさせないためにも、自分に合ったストレス解消法を持っておくと役に立ちます。
例えば一人カラオケで熱唱する人もいます。
都心で生活している場合は、海に向かって叫ぶなんてなかなかできませんし、自宅で大声を出せない環境の方もいらっしゃると思うので、そういう方にはお勧めできるのではないでしょうか。
音楽を聴いたり映画を観る人もいます。
こちらは現実逃避にならない前提で、必ずテンションが上がるノリのいい音楽や派手なアクション映画などを一つ持っておけば、嫌なことがあっても確実にリセットできます。
テレビやラジオの番組でも良いでしょう。
カラオケも音楽も映画も興味がなければ、いっそ誰かの気の毒な状況やそれを跳ね返して強靭に生きる人を思い浮かべるという方法もあります。
残酷な運命を辿ってしまった人の話、苦労した人生を送った人の話、それと比べたら今の自分の悩みなんてちっぽけだと思えれば、気持ちも楽になるかもしれません。
瞬時にリセットし、一瞬で立ち直る
今日のストレスの9割は昨日までのストレスだと言われます。
普段ストレスや不満に感じることは、そのほとんどが昨日より以前からずっと感じていたことだというのです。
ということは逆に、その日あった嫌なことをその日のうちにリセットできれば、ストレスを溜め込まない体質になれるということです。
夜、寝る前に今日あったことが気になってモヤモヤしていたとします。
昼間なら、やるべき作業があってそれどころじゃないと思えますが、夜だと時間も限られていませんし、延々と考えてしまうこともできます。
もし寝る前に思い出してしまったら、今日あった一番良いことを考えて寝るようにすると、スッキリした気分で寝つくことができ、翌日に引きずらずに済みます。
どうしても一旦考えて整理したい人は、朝か午前中に考えてみると意外と考えがまとまりやすくなります。
特に嫌なことがあったとき、落ち込んだときに、瞬時に立ち直れるか否かが成功や成長のスピードのカギを握ると言われています。
いずれ立ち直らなければならないことを考えれば、嫌なことを考えている時間や落ち込んでいる時間は長ければ長いほど勿体無いだけです。
適度な緊張状態を保つ
仕事や学業において、ある程度のストレス下では業績が上がり、最適なレベルを超えると業績が下がる、という実験結果があるそうです。
ここで言うストレスとは、ある種の緊張感のようなストレスです。
職場に良きライバルがいたり、𠮟咤激励してくれる先輩がいたり、自分よりレベルが上の人と時間を共にしたり、そういう環境では居心地が良いというよりは少し緊張するかと思います。
私自身も、やる気になっているときほど、優しくされすぎるとかえって苛立ってしまうことがあります。
どこかナメられている気がしたり物足りない感じがするのだと思います。
そのときの相手のモチベーションが高ければ、時には厳しく接するのも優しさではないでしょうか。
もし誰も叱ってくれる人がいない、自分を脅かす存在もいない、勝ちたいと思う相手もいない、そうなってしまうと俗にコンフォート・ゾーンと呼ばれるような、ぬるま湯に浸かったただ居心地の良い場所になり、気持ちもパフォーマンスも緩やかに低下していきます。
馴れ合いの現状維持や慢心に繋がっていき、成長がストップします。
今の自分がどんな立場でも、一緒にいて緊張する人と自ら積極的にコミュニケーションを取り、適度な緊張と向上心を維持できれば理想的です。
まとめ
・自分に合ったストレス解消法を持っておく
・嫌なことがあってもその日のうちにリセットし、翌日に持ち越さない
・寝る前は良いことを考える
・瞬時に立ち直れるようにする
・コンフォート・ゾーンから抜け出す
・適度な緊張と向上心を維持できる環境に身を置く
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