未来を変えるスキル～原因を変えれば結果が変わる～
2019.08.28
過去・現在・未来のうちどこにフォーカスして生きているでしょうか。できることなら未来のことを考えて生活していたほうが幸せです。何故なら、過去は変えられませんが、未来は変えられるからです。何が未来を作るのでしょうか、そしてどうすれば予定調和の未来を変えられるのでしょうか。
過去の事実は変えられない
過去が現在を作り、現在が未来を作る
未来を見据える人は、先見性があるだけではありません。
前向きに様々なことを考えたり実際に取り組んでいる人は未来を見据えていると言えます。
100年以上も前に出版され、未だに多くの人々に読まれているジェームズ・アレン著『原因と結果の法則』にも書かれている通り、過去が現在を作り、現在が未来を作っています。
過去に起きた様々な出来事は、現在の状況を作り出しています。
何でこんなことに、というようなことも、実は必ず過去にその原因があります。
今の現状を作り出したのは過去の事実
過去を振り返る人は、昔はこうだったとよく語ったり、もっとああすればよかったとクヨクヨします。
今がその頃より良ければ、苦労した思い出は懐かしくもあり、青春を振り返るような気持ちになるものです。
ただ、そうでなければ変わらない事実をいつまでも思い出して気にしていることになります。
どんなことがあったとしても、今の現状を作り出したのは過去の事実で、それは決して変えられないものです。
いくら過去のことを考えても残念ながら過去も未来も変えることはできません。
今を生きるリスク
未来の為の時間を作る
アリとキリギリスという童話があります。
夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはヴァイオリンを弾き歌を歌っていたら、やがて冬が来てキリギリスは食べ物を探すけれど見つからず、アリたちに物乞いをするが断られて死んでしまう、というお話です。
この話には2つの教訓があると言われています。
1つは将来の為に予め準備をしておくこと、もう1つはしたたかな者は助けてくれないということです。
かなり極端な例かもしれませんが、どちらかになるとしたらどちらになりたいでしょうか。
現在にフォーカスしてしまうと、暇だとか忙しいとか目先のことに注目してしまいます。
忙しいからと言って未来の為の時間を作らなければ、だんだんもっと忙しくなっていきます。
後回しにしたところで、いつまで経っても暇にはなりません。
「今」を修正する
また、甘い考えでは困ったときに助けてもらえない可能性があります。
仕事をするうえでも、全く協力者が得られないなんてことになるのは避けたいところです。
このまま行けばこうなってしまう、という未来予想図が描けるのなら、どこかで「今」を修正する必要があります。
未来を見据える人
今やっていることが未来に繋がる
未来のことを考えている人は、基本的にポジティヴです。
来年はこんなことをやりたい、3年後にこれをやるために貯金しよう、など未来に目を向けてワクワクしています。
今やっていることが未来に繋がっているからです。
現在を変えれば未来は変わる
時系列で物事を捉えられることもまた、重要なスキルです。
先程も例に挙げたように、未来を作る「種」が現在にあります。
このままではマズイと思ったら、新しく「種」を撒きます。
未来の原因は「現在」です。現在を変えれば未来は変わります。
例えば今の仕事についても何故その仕事をしているのかというと、過去にその仕事を選択したからです。
その企業の面接を受けたから、その仕事の募集を見て応募したから、それが「原因」です。今その仕事をしているというのが「結果」です。
職場で表彰された、褒められた、などの場合でも、そうなるように努力をしたからで、偶然ではありません。
未来が変わる種や原因を作る
かつていろんなことがうまくいかず悩んだとき、自分を客観視して思い切って環境や付き合う人をガラッと変えました。
意図的に未来が変わる種や原因を作ろうと思ったのです。
今では抜け出せて良かったと思っていますし、時系列を考えられれば視野も広がり様々な角度から俯瞰で物事を捉えることにも繋がっていくはずです。
まとめ
・過去が現在を作り、現在が未来を作る
・過去の事実をいくら考えても、過去も未来も変えることはできない
・現在にフォーカスすると、目先のことに注目してしまう
・未来の為の時間作りを後回しにしても、いつまで経っても暇にはならない
・未来のことを考えている人は、基本的にポジティヴである
・現在を変えれば未来は変わる
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